平成27年卒業予定の学生の就職活動が本格化している。企業説明会やOB訪問などで社会人と接する機会が増えてくる頃。人材サービス大手のパソナの土田浩子さんに就職活動でのマナーについて聞いた。(油原聡子)
丁寧にはっきり
土田さんは、働く意欲がありながら、就職できないまま卒業をした若者に雇用機会を提供するパソナのフレッシュキャリア社員制度を担当。ビジネスマナーなどを指導している。「『学生だから大丈夫』と思ってしまいがち。企業側からどう見られているのかをまずは意識して」と話す。
就職活動は内定や入社がゴールではない。入社してからどう活躍してくれるのか、を企業側は見ている。「自分が良ければいい、ではない。まず、自分が評価される側だと理解して」と土田さん。
同じ年代で集まっていた学生時代と違い、社会人となると、幅広い年代の人、いろいろなバックグラウンドのある人と接することになる。どんな人に会っても「誠意があって、信頼できそう」と客観的に思ってもらえるような服装や振る舞いを意識しよう。