「私たちは動物ではない」不法滞在外国人の不満爆発 収容生活改善求めハンスト (3/6ページ)

2016.2.28 07:15

大阪入国管理局で出国までの収容生活を送る不法在留外国人らが食事など収容生活の改善を求め、ハンガーストライキを実施した。入管側に提出した要望書には「毎回インスタントのおかずばっかりで…」などと不満がつづられている

大阪入国管理局で出国までの収容生活を送る不法在留外国人らが食事など収容生活の改善を求め、ハンガーストライキを実施した。入管側に提出した要望書には「毎回インスタントのおかずばっかりで…」などと不満がつづられている【拡大】

 「どうして毎回ドアを閉めるのか」

 外国人は何に不満を持っていたのか。要望書からその一部を抜粋する。書面は日本語の読み書きができる収容者が自筆で書いたものだ。

(1)医療

 《死んでからだと遅いです。健康が一番です。現在イランの人がじゅどう(※重度)の頭の病気で収容されており入管が全然大要(※対応)してくれません》

(2)食事

 《毎回インスタントのおかずばっかりで本当に健康的に不安です。ごはんのクオリティがあんまりにも酷すぎます。中に弁当を食べた後に吐き気する人もいます》

(3)ドアの開閉時間

 《朝9:30~11:30、昼13:30~16:30(以外は)、どうして毎回ドアを閉めるのですか。私達は動物ではありません、人間です》

(5)収容の長期化

 《長期間にわたって収容されていることが精神的にも体力的にもとても大変です。ストレスや病気の原因になります。ここから出て一日でも早く社会復帰をしたいです。どうか一つ宜しくお願い致します》

収容施設については、法務省がホームページで設備の一部を公開

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