電力各社が急ぐのは、低コストで安定的に大量の発電ができる原発の再稼働だ。今月11日、全国に先駆けて川内原発1号機(鹿児島県)が再稼働した九州電力は、供給余力を示す予備率が3%から5.1%に改善する見通し。他社からの電力融通が不要となり、西日本全域の供給環境も改善するとみられる。全国で原発の再稼働が進めば、同様の効果が広がりそうだ。
■今夏の電力最大使用率
北海道/7月14日/84%
東北/21日/89%
東京/14日/93%
中部/8月10日/94%
北陸/7月3、13日/92%
関西/8月3日/91%
中国/7月10日/94%
四国/7月13、15、24、28、29日、8月7日/92%
九州/8月2、9日/89%
※7月1日~8月19日の実績