広がる朝型勤務、課題も浮上 交通機関や保育園、体制整わず (1/5ページ)

2015.7.21 06:25

損害保険ジャパン日本興亜が働き方改革の一環で作成した社員向け冊子

損害保険ジャパン日本興亜が働き方改革の一環で作成した社員向け冊子【拡大】

  • 午前8時すぎのオフィスで勤務する木全さん(手前)=東京都新宿区の損害保険ジャパン日本興亜本社

 ワークライフバランス(仕事と家庭との両立)の確立や省エネルギーなどを目指し、企業や官公庁の間で、始業時間を繰り上げる「朝型勤務」の動きが広がっている。会議時間の短縮で仕事の効率化が進み、余暇の時間が増えるなどの利点がある一方で、鉄道など公共交通機関で早朝時間帯に混雑が発生するといった課題も浮き彫りになっている。

 損害保険ジャパン日本興亜は7月1日~10月31日、午前9時の出社時間を1時間繰り上げる「朝型勤務」を実施している。原則として午後7時までに退社することとした。

 新事業開発部課長代理の木全(きまた)智子さん(35)も午前8時前、東京都新宿区の本社に出社する。「早起きが得意」という木全さんは、出社すると自席のパソコンでメールのチェック、朝刊数紙に目を通す。そして仕事の段取りを考える。「午前9時過ぎまでは社外からの電話はほとんどなく、考える仕事に没頭できます」と話す。

一方、勤務時間が午後4時までなので…

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