神奈川県やトヨタ、東芝などが水素サプライチェーン実験 (2/3ページ)

2016.9.26 07:13

豊田自動織機の燃料電池フォークリフト
豊田自動織機の燃料電池フォークリフト【拡大】

 水素の貯蔵・圧縮は、トヨタタービンアンドシステム(愛知県豊田市)の蓄電システムを使用する。水素を安定供給するため、2日分の水素を貯蔵できる。ハイブリッド車(HV)の使用済みバッテリーを再利用し、環境に配慮した蓄電システムを活用している。

 水素の輸送は、岩谷産業の燃料電池フォークリフト用の簡易水素充填車を日本で初めて導入する。フォークリフトの水素使用量を常時把握し、最適な輸送で顧客の要望にきめ細かく対応する。

 燃料電池フォークリフトは豊田自動織機製で利用中にはCO2を排出せず、水だけが排出される。水素の充填は約3分で、約8時間の稼働が可能だ。ただ、バッテリー式の場合は6~8時間の充電が必要になるという。

 実際の燃料電池フォークリフトの導入先は、横浜市が中央卸売市場本場、キリンビール横浜工場、川崎市がナカムラロジスティックス(かわさきファズ物流センター)、ニチレイロジグループ東扇島物流センターの4施設。まずは今秋から中央卸売市場とナカムラロジで各1台を導入し、試験運用を始める。来春から4施設で各3台の計12台を稼働させ、本格的に運用を開始し、2018年度まで実証実験を行う予定だ。

一方、再生可能エネルギーと蓄電システムを組み合わせた水素の活用は…

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。