大丸松坂屋百貨店や高島屋、阪急阪神百貨店は昨年と比べ1週間、東武百貨店は2週間早め、7月1日にセールを開始する。中元商戦のピークは6月末から7月の初め。高島屋は「中元商戦で来店が増えるタイミングでセールを開始したほうが顧客の利便性が高い」(幹部)と判断した。昨年も1日にセールを開始したそごう・西武は「1日のセール開始を顧客に浸透させる」(幹部)狙いだ。
一方、ここ数年、7月中旬のセール開始を続けている三越伊勢丹は、他社とは一線を画し今夏も13日からスタート。9月まで暑さが長く続くことを想定し、セールの前倒しによる需要の先食いを回避する。