ただ、海外150以上の航空会社と強いコネクションを誇るバンシだが、海外で運営する空港に日本の航空会社が就航したケースはいまだなく、9月からの全日空の成田-プノンペン線が初めてとなる。それだけに「バンシ流」が国内大手2社にどこまで通用するかは未知数だ。
それでも、バンシのニコラ・ノートバール社長兼最高経営責任者(CEO)は「これまで世界の航空会社とつくってきた良好な関係は日本の航空会社とも必ずつくることができる」と自信をみせる。
これまで縁の薄かった日本の航空会社を振り向かせることができるのかがバンシ流の試金石にもなりそうだ。