しかし中長期的には「日本製品への信頼が損なわれているわけではないので、住宅の価格設定を見誤らなければ、大きな心配はない」(同社)としている。
積水ハウスも28年1月期は、海外事業が売上高1100億円、営業利益80億円を計画するが、中国事業の営業損益は27億円の赤字になると見込んでいる。
ただ、同社は「ダイキン工業やTOTOも進出当初は中国で苦労したが、今や指名買いされる会社だ。当社も知名度を上げ、微小粒子状物質『PM2・5』を除去するなど付加価値の高い住宅を投入することで活路は開ける」(役員)といい、中国市場をどん欲に取り込む戦略を描いている。