麦芽香はビールのおいしさの一つだが、中国質量(品質)協会がこのほど発表したビール(日本では発泡酒にあたるものも含む)に対する消費者満足度調査によると、「麦芽の香り」に対する満足度が最も低かった。
今回の調査は、中国の市場で主流となっている16ブランドについて取りあげた。調査の結果、ビール産業に対する満足度は前年比2ポイント増の76だった。16ブランドのトップは青島ビールで満足度は79。外国ブランドのカールスバーグ、バドワイザーがわずかな差で続き、最も下だったのは国内ブランドの金星ビールで満足度は72だった。
国内ブランドはコスト削減のため、麦芽使用率を10%以下に抑えた“すっきり味”の製品が多い。こうしたビールは販売量が安定して伸びているものの、消費者の評価は決して高くないようだ。(北京晩報=中国新聞社)