日本ロボット工業会によると会話を楽しむような「サービス提供型ロボ」の昨年の国内市場規模は610億円で、産業用の約1割。一方で、政府は「ロボットによる産業革命」を掲げ、規制緩和やルール整備の加速に乗り出した。経済産業省は、5年後の市場規模が1兆円を超えると予測する。
世界を見渡せば、米グーグルが有望なロボットベンチャーを次々と買収。米フェイスブックも開発に動き出した。先行したソフトバンクが順調に市場を開拓するには、パソコンやスマートフォンが普及したように、多くの外部開発者を巻き込んでアプリ(応用ソフト)を充実させられるかどうかが鍵となる。