英家電メーカー、ダイソンは12日、軽くて小回りのきく「コードレス掃除機」の新製品「ダイソンV6シリーズ」を21日から発売すると発表した。コードレス掃除機は国内で普及が進んでおり、起爆剤としたい考えだ。
モーターのある持ち手部分から吸引ヘッドの付いたパイプが伸びるスティック型と、ハンディークリーナーの2タイプがあり、計6種類。毎分最大11万回転するデジタルモーターを搭載し、高い吸引力を備えているのが特長だ。
スティック型は約2キログラムで、ナイロン素材とカーボンファイバーブラシに覆われたローラーで大きなごみと小さなほこりを同時に吸い取ることができる。ハンディークリーナーは約1.6キログラムで、ベッドや布団の奥深くに潜むダニの糞(ふん)を吸い上げて除去する。
店頭参考価格(税別)は、スティック型が5万9800~8万4800円、ハンディークリーナーは3万9800~4万3800円。
調査会社GfKジャパン(東京都中野区)によると、国内の掃除機市場で、コードレス掃除機は昨年、スティック型の半分を初めて超えるなど普及が進んでいる。