ソニーは13日、フルハイビジョンの約4倍の解像度を持つ「4K液晶テレビ」の「ブラビア」の新製品を6月20日から発売すると発表した。画質を高めるとともに、アンドロイドOSを搭載し、音質がCDを上回る「ハイレゾ」にも対応。スマートフォンとの連携を深め、サービスを拡充し、4K市場のシェアトップの堅持を目指す。
新機種は43~75型の3シリーズ7機種(想定価格約21万~約100万円)。リモコンによる音声検索で天気を確認したり、好きな俳優が出演する映像作品を鑑賞したりすることなどが簡単にできる。
ソニーは平成26年度に4Kの国内市場でトップとなる4割のシェアを確保。国内のテレビ販売を担当するソニーマーケティングの河野弘社長は、27年度に46型以上の大型テレビ購入希望者の半分は4Kを選ぶと予測する。
5~6年前にプラズマの高画像にひかれてテレビを購入した消費者が買い替えの時期を迎えるタイミングも見据え「シェアトップを引き続き狙いたい」(河野社長)としている。