シートに座ってレバーなどを操作すると、巨大ロボットを操縦している気分になれる装置、全身の動きが仮想空間のキャラクターに反映される仕組みの上で、剣を振るって敵を倒していく装置など、アニメーションやゲームの世界を体験させてくれるVRコンテンツもあった。見て楽しむものだった映像が、操作して遊ぶゲームとなり、今は自らが体感するエンターテインメントへと進化しようとしている。その道筋を、「東京オッキューランド(仮)」のVR作品群が、さまざまなアイデアに示していた。
VRの可能性に向けて、ITメーカーでも装置の開発が進んでいる。ソニーのProject MorpheusやマイクロソフトのHololensなど、ゲームの分野を先導役にして、VR機器の開発や導入を進める動きが始まっている。一方では、遠隔地で行われているイベントを、居ながらにして楽しむツールとして、VRを利用する動きも出てきている。