リーマン・ショックや円高など逆境が続く中、マツダは見事な復活を遂げた。14年4~12月期連結決算では、世界販売台数がCX-5やアクセラなどの好調で前年同期比5%増加し100万台を突破、営業利益と最終利益が過去最高を更新した。
同社幹部は「生きざまが変わった」と説明。走りやデザイン、安全性能などクルマづくりを根本から突き詰め直した。そこから生まれたのが、パワーや燃費性能を高めた新型ディーゼルエンジンなどのスカイアクティブ、生き物のような造形の魂動デザイン。統一された思想のもと、CX-5以降の商品群が送り出されている。
独自の4WDシステムもその一つだ。これまでスカイアクティブなどの陰に隠れて、あまり目立っていなかったが、名称をi-アクティブAWDと統一し消費者に訴求していく考えだ。搭載車にはテールランプ近くにAWDマークを付け始めた。