マツダ、新たな武器は独自4WD 路面選ばぬ安全性 富士重、アウディ追撃 (2/4ページ)

2015.2.28 07:02

 リーマン・ショックや円高など逆境が続く中、マツダは見事な復活を遂げた。14年4~12月期連結決算では、世界販売台数がCX-5やアクセラなどの好調で前年同期比5%増加し100万台を突破、営業利益と最終利益が過去最高を更新した。

 同社幹部は「生きざまが変わった」と説明。走りやデザイン、安全性能などクルマづくりを根本から突き詰め直した。そこから生まれたのが、パワーや燃費性能を高めた新型ディーゼルエンジンなどのスカイアクティブ、生き物のような造形の魂動デザイン。統一された思想のもと、CX-5以降の商品群が送り出されている。

 独自の4WDシステムもその一つだ。これまでスカイアクティブなどの陰に隠れて、あまり目立っていなかったが、名称をi-アクティブAWDと統一し消費者に訴求していく考えだ。搭載車にはテールランプ近くにAWDマークを付け始めた。

「4WDの燃費が2WDを超えるまで挑戦を続けたい」

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