米ミシガン州デトロイトで1月12日~25日まで行われた「北米国際自動車ショー2015」。今年もSUV人気は健在で、各社から新型モデルやコンセプトカーの発表が相次いだ。また、フォード「GT」やアキュラ「NSX」がベールを脱ぐなどスーパーカーが久々に注目の的に。全体的にセダンの出展が少ない中、エコカー全盛でこれまで影が薄かったスポーツカーやトラックが強烈に“復活”を印象付けた。今回のショーで個人的に気になったクルマを写真とともに紹介する。(文・カメラ 大竹信生)
ベンツ「GLEクーペ」が待望のデビュー! 今年もSUVが熱い
各社がラインアップの強化を図るSUVでは、メルセデス・ベンツがスポーツ性能を高めた「GLEクーペ」を世界初公開した。ライバルのアウディは2代目「Q7」を発表。初代モデルより最大325キロの軽量化に成功したという。フォルクスワーゲンはPHVのコンセプトカー「クロスクーペGTE」を披露。中国のGACは「GS4」のワールドプレミアを行い、「デトロイトへの出展は世界スタンダードへの仲間入りだ」とアピールした。BMWも「X4」を最前列に展示するなど、各社こぞって自慢のSUVを前面に押し出していた。