トヨタ自動車は30日、2015年のモータースポーツ活動および支援計画のひとつとして、2017年から「FIA世界ラリー選手権(WRC)」へ参戦することを発表した。「ヤリス」(日本名ヴィッツ)をベースとした車両「ヤリス WRC」を開発し、参戦に向けた準備を進める。クルマの持つ「夢」や「感動」を伝え、モータースポーツの裾野を広げるという。
トヨタのWRC参戦は今回が2期目となる。第1期は1973年から1999年(休止年:1996-1997年)で、43回のWRCラリー優勝と3回の年間チャンピオンを獲得した実績をもつ。2015年には、南米で行われたダカールラリーでトヨタ車体が参戦する「トヨタランドクルーザー200」が2年連続となる市販車部門ワン・ツーフィニッシュを達成した。
「ヤリス WRC」は1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載。タイヤはミシュランを採用。2015年のテストドライバーは、ステファン・サラザン、セバスチャン・リンドホルム、エリック・カミリが務める。なお、2017年参戦ドライバーは未定という。(産経デジタル SankeiBiz編集部)