【試乗レポート】ルノーの「メガーヌ ハッチバックGTライン」が昨年10月にマイナーチェンジを実施した。パワートレインは1.2L直噴ターボのダウンサイジングユニットを搭載。デザインにも力を入れているルノーだけに、外観もさらに磨きをかけた。欧州で高い人気を誇る「メガーヌ」シリーズの中でも最も扱いやすいGTラインの仕上がり具合を確かめてみた。(文・カメラ 大竹信生)
スポーティーさを増した外観
GTラインの外観は、今回のマイナーチェンジでさらにスポーティーさを増した印象だ。2つのヘッドライトを結ぶ黒のフロントグリルには、一回り大きくなったロザンジュ(ルノーの菱形エンブレム)を配置。デザイナーのローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏が、ひと目見るだけで「ルノーだ」と分かるように取り入れた新しいアイデンティティで、キャプチャーやルーテシアにも採用している。黒地の背景に輝く大きなエンブレムは、遠目からでもかなり目立つ。
さらに、ヘッドライトを縁取る白いラインや、LEDポジションランプを囲むグレーメタリックのフィニッシャーを施し、フロントマスクを全体的に引き締めている。