上級ミニバンで市場活性化 「エスクァイア」はノアやヴォクシーと何が違うのか (1/3ページ)

2015.1.23 06:48

 ■【現場の風】トヨタ自動車チーフエンジニア・水澗英紀さん(53)

 --新ジャンルの上級ミニバン「エスクァイア」を開発した背景は

 「ミニバン市場は2004年ごろをピークに規模が縮小しているが、5ナンバーサイズで背の高いコンパクトモデルは堅調に推移している。消費者が求めているのは広い室内やスライドドアの使いやすさ。トヨタとしてしっかり売るため『ノア』と『ヴォクシー』をてこ入れするだけでなく、魅力的な商品で拡販しようと開発した」

 --ノアやヴォクシーとのすみ分けは

 「ファミリーのノア、スポーティーなヴォクシーに3台目を入れると、下手すると中間のものができる。高級さにポジショニングすることが、市場を広げることになるのではないかと考えた。ノアやヴォクシーは幼稚園児より下の子供がいて、使い勝手を優先する家庭向け。エスクァイアは小学生くらいの子供がいる家族や、安っぽいミニバンは嫌だという人を想定した」

「ミニバンは日本にベストマッチしている」

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