航空2社、スカイ支援の判断分かれる ANA「状況みて判断」、日航「検討せず」 (2/2ページ)

2015.1.31 06:50

スカイマーク機

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 ANAホールディングス(HD)と日本航空の航空大手2社は30日、2014年4~12月期連結決算を発表した。羽田空港の国際線発着枠が拡大したことに加え、訪日客の需要も取り込み、両社とも増収となった。ANAHDの営業利益はこの時点で通期の予想を上回った。

 15年1~3月期は原油価格が急落しており、両社とも燃油費の抑制が業績にプラスに働く公算が大きい。日航は、15年3月期の通期営業利益予想を1670億円(従来予想は1580億円)に上方修正した。原油価格と為替レートが足元の水準で推移し続けた場合、1~3月期には「営業利益がさらに70億円上振れする」(斉藤典和専務執行役員)という。

 一方、大幅に利益が伸びたANAHDの殿元清司専務も「為替や原油の市況を見極めた時点で修正するだろう」と、通期業績予想の上方修正を示唆した。

航空大手2社の2014年4~12月期連結決算

 ■航空大手2社の2014年4~12月期連結決算

 (売上高/営業利益/最終利益)

 ANAHD 1兆2972(9.1)/892(29.3)/523(57.2)

 日本航空  1兆223(3.3)/1382(0.5)/1196(▲3.1)

 ※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%。▲はマイナス

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