民事再生法の適用を申請した国内航空3位のスカイマークは29日、不採算路線見直しなどの収益改善策を発表した。西久保慎一社長の辞任を受け前日に就任した有森正和新社長は、東京都大田区の本社で記者会見し、「利用客や取引先、株主などに多大な迷惑をおかけし心よりおわび申し上げる」と謝罪した。
路線見直しでは、2月1日から3月28日まで約16%減便する。経由便を含まない場合、現行の1日152便のうち24便を減便して128便(水曜日は126便)にする。
3月29日以降の夏ダイヤでは、仙台-福岡線、那覇-宮古線、那覇-石垣線の全便を減便とし、石垣、宮古両空港からは撤退する方向だ。
また、昨年から導入し、コスト増や搭乗率低迷につながっていた欧州エアバスの中型機「A330」は2月から使用を中断する方針で、米ボーイングの小型機「737」に切り替える。