グリーが13日発表した2014年6月期の連結決算は最終利益が前期比23.0%減の173億円になるなど、2期連続の減収減益となった。スマートフォン(高機能携帯電話)向けゲームのヒット作がなかったのに加えて、従来の携帯電話向けの交流ゲームの課金収入減少が響いた。田中良和社長は、「今期はネーティブゲームに会社の資源をシフトする」と、スマホ向けの強化を急ぐ方針を示した。
売上高は17.5%減の1255億円で営業利益は28.0%減の350億円。固定費削減にも取り組んだが、減益となった。
14年7~9月期の連結決算見通しは、売上高が26.4%減の260億円、営業利益が43.8%減の55億円、最終利益が37.2%増の33億円と、さらに減速する。15年6月期の予想は非開示とした。