富士重工業は15日、新型ワゴン「レヴォーグ」を6月20日に発売すると発表した。今年後半で生産を終了する「レガシィツーリングワゴン」の事実上の後継モデル。日本市場向けに車体を小さくし、小排気量ターボエンジンの搭載で燃費性能も向上させた。
価格は247万~330万円。月間販売目標は3200台を掲げた。1月4日から予約受付を開始しており、3月末までの受注台数は1万1千台。
新開発した1600ccエンジンの燃費性能は1リットル当たり17・4キロで、ツーリングワゴン(最大14・4キロ)より改善。ターボチャージャーを用いて小排気量ながら従来型2500ccエンジンと同等の馬力を備えた。
また、高速道路で車線をはみ出さずに運転できるなど新機能を備えた運転支援システム「アイサイト」の次世代版を初搭載した。
開発責任者の熊谷泰典プロダクトゼネラルマネージャーは「欧州の競合車に対抗できるよう、ハンドルを握ったときの触感やメーターの見栄えなど、細かい部分まで仕立ての良い車を作った」と説明している。