この売り場は、同社初の外部出店を目的とした自主編集売り場。消費者の反応をみながら、2016年2月期に外部出店する計画で、同社営業政策部の安藤寛之統括マネジャーは「百貨店市場が縮小する中、新しい市場で少しでも利益を生むことが必要だ。顧客接点の拡大にもつながる」と話す。新宿店では家賃を想定して利益を算出するなど、外部に出店して利益を出す形態を模索している。
三越伊勢丹ホールディングスは、15年に初の中型店を名古屋市に出店する。すでに化粧品に特化した「イセタンミラー」や紳士雑貨の「イセタン羽田ストア」などの小型店を外部出店しており、現在、全国に74店ある小型店を17年3月末までに2倍の150店舗に引き上げる計画だ。