イタリア北東部の水の都・ベネチア。水路を優雅に行き交うゴンドラ、華やかなマスクや衣装で仮装するカーニバルは、訪れた人の胸を躍らせる。そんな古都の風景が、百貨店の中にそのまま再現された。
ベネチアの街を店内に再現
阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)で12日まで開催されたイタリアフェア。9階のイベントスペース「祝祭広場」にはゴンドラが展示され、カーニバルさながらの衣装に身を包んだイタリア人が来店客をもてなすなど“イタリアの息吹”に包まれていた。
「ベネチアにいるような演出が楽しい」。20代後半のOLはこう声を弾ませた。担当者も「フェアには大勢の人が訪れ、にぎわった」と、催事として評価を得たと胸を張る。
「非日常」のわくわく感を演出
百貨店業界では、大丸梅田店(同)がユニクロや東急ハンズといった専門店業態を取り入れるなど、各店とも生き残りにむけてあの手この手を打ち出す。