高さ300メートルと日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)が3月7日に全面開業するのに合わせ、周辺施設が入場料を割り引くなどのキャンペーンを期間限定で企画している。大規模開発などが相次ぐ大阪のキタやミナミに埋没するのを防ぐため、新ランドマークとして話題のハルカスにあやかった集客策でエリア全体の活性化を目指す。
ハルカスから約1キロとほど近い観光名所「通天閣」(同市浪速区)は3月7日限定で展望台の入場料を300円に引き下げる。通常の一般料金は大人が700円、中高生で400円などに設定しているが、ハルカスの高さである300メートルにちなんで、中高生らも含めて300円で統一することにした。
通天閣を運営する通天閣観光の担当者は、「来年に100周年を迎える天王寺動物園も合わせて、同じエリアを一緒に盛り上げられれば」と期待している。
また、ハルカスの向いにある大型商業施設「あべのキューズモール」(同市阿倍野区)では3月7~16日の10日間、「あべのハルカスグランドオープン記念フェア~あべのキューズモールはハルカスが大好きやで!~」と銘打ったキャンペーンを展開する。