日本企業、ASEANは収益の屋台骨 成長市場へ進出加速 (1/3ページ)

2013.12.14 06:00

ダイハツ工業が昨年末に稼働させたインドネシア第2工場。ASEANでは日本車が人気で、シェアは80%に達する

ダイハツ工業が昨年末に稼働させたインドネシア第2工場。ASEANでは日本車が人気で、シェアは80%に達する【拡大】

 東南アジア諸国連合(ASEAN)各国への日本企業の進出が加速している。中間所得層の増加を背景にした世界有数の成長市場であるASEAN域内には多くの日本企業が長年にわたり先行投資を続けてきた。その成果が表われ始めている。

 「日本とタイの経済的関係はさらなる拡大が期待される」。タイのニワットタムロン商務相は13日、東京・代官山のタイの物産展示館で、経済協力が今後も強まると強調した。

 国際協力銀行が日本の製造業を対象に実施した調査によると、今後3年程度の投資有望国・地域(複数回答)の首位にはインドネシアが選ばれ、ブルネイを除くASEAN9カ国が20位以内に入った。人件費の上昇や日中関係などが不安視された中国は首位から4位に後退した。

 「ASEANは収益の屋台骨」。三菱自動車の益子修社長は先月の記者会見で、2016年度までの中期経営計画にふれ、こう強調した。主力のタイ、インドネシアに加え、フィリピンにも新工場を作る見通しで、中計の最終年度は、約3割の販売をASEANでたたき出す考えだ。

長らくASEAN各国に投資を続け、域内の日本車シェアは80%と他国を圧倒

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!