12月短観では「高水準の公共工事や住宅投資、底堅い消費といった国内需要が牽引(けんいん)役」(ニッセイ基礎研究所)となる上、来年4月の消費税率引き上げを前にした駆け込み需要も全産業のDIを押し上げそうだ。
9月短観では、大企業製造業DIが5年9カ月ぶりの高い水準だった。ただ、海外経済の回復が遅れていることなどから、製造業の景況感の改善は、8ポイント改善した前回に比べてペースダウンするとの見方がある。
2013年度の設備投資計画は、大企業全産業で小幅な上方修正を予想する調査会社が多い。また、中小企業の景況感も、非製造業を中心に引き続き改善が予想されている。