無駄な支出、あぶり出し どうする消費税増税(上) (1/4ページ)

2014.1.13 08:06

駆け込み需要でにぎわった住宅ショールーム。3月末までの引き渡しが条件だが、完成済みの新築ならまだ間に合うケースも=昨年9月、大阪府豊中市(安元雄太撮影)

駆け込み需要でにぎわった住宅ショールーム。3月末までの引き渡しが条件だが、完成済みの新築ならまだ間に合うケースも=昨年9月、大阪府豊中市(安元雄太撮影)【拡大】

 消費税が4月、5%から8%に増税される。マイホーム、自動車、家電、日用品などさまざまな価格に影響を及ぼすだけに増税前にできることはしておきたい。2回にわたり、増税対策を特集する。

 本当に必要?

 3%の増税は100円なら3円上がる程度だが、1000万円なら30万円の負担増となり、高額商品ほど影響が大きい。高額商品を増税前に購入しようと考える人は多いだろうが、ファイナンシャルプランナーの福島佳奈美さんは「高額商品は『みんなが買うから』という動機で買うと後悔することがある。本当に必要かどうかの見極めが大切」と指摘する。

 高額商品としてまず思い浮かぶのは住宅。マンションなどが駆け込み需要で人気となっているが、これから購入を検討しても増税前の恩恵にあずかれるかは微妙だ。3月末までに契約すればいいというわけではなく、引き渡しが3月末に間に合わないといけないからだ。リフォーム済みの中古マンションや新築でも完成物件なら大丈夫な可能性もある。ローン審査を含め、契約から入居まで1カ月~1カ月半かかることを考慮し、遅くても2月中には決めた方がいい。

給付金と住宅ローン減税を合わせると増税後に買った方がいい場合も

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