東京株式市場の日経平均株価が3日、3営業日ぶりに年初来高値を更新した。市場の活況を支えるのは、国内外の機関投資家の日本株への高い関心だ。
野村ホールディングス(HD)が都内で開催中の説明会には、前年比14%増で過去最高の約2000人が参加する見込み。世界のファンドマネジャー(運用担当者)が日本株への投資比率を手厚くしているという調査もある。
ただ、足元の株買いの材料は円安や海外要因で、国内の政策が長期投資を呼び込むケースは目立たなくなっている。
3日の東京株式市場は外国為替市場の円相場が対ドルで約半年ぶりの円安水準となったのを好感し日経平均の終値は前日比94円59銭高の1万5749円66銭。約6年ぶりの高値となった。