日銀が16日に発表する12月の企業短期経済観測調査(短観)について、主要民間調査会社11社の予測が出そろった。
企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造業、大企業非製造業ともに11社すべてが前回の9月短観から改善すると予想しており、4期連続の改善となる見通しだ。
9月短観時より円安が進み、輸出企業を中心に収益改善が続くとの期待から、大企業製造業DIの11社平均予想は、9月短観から3ポイント上昇のプラス15だった。
大企業非製造業DIの予想はプラス16と、前回より2ポイントの上昇。みずほ総合研究所は「円安や東南アジア向けのビザ発給要件緩和などで海外からの旅行者が増加しており、宿泊・飲食サービスも改善が予想される」としている。