さもしい…韓国軍エリート部隊が集団詐欺 若者は愛想つかして「他国の兵士」に (4/5ページ)

2016.7.3 17:08

5月5日、韓国の「こどもの日」の式典で武芸を披露する陸軍特殊部隊員。勇猛な部隊にとって保険金詐欺は汚点となりそうだ(AP)
5月5日、韓国の「こどもの日」の式典で武芸を披露する陸軍特殊部隊員。勇猛な部隊にとって保険金詐欺は汚点となりそうだ(AP)【拡大】

  • 韓国海軍艦艇「天安」の爆沈から6年を迎えた今年3月、金正恩党委員長を非難するポスターが風船で北朝鮮の方角へ放たれた。この爆沈事件では46人の将兵が死亡した(AP)
  • 今年3月、核兵器開発を続ける北朝鮮の脅威を訴えるデモを行う韓国軍退役軍人たち(AP)
  • 5月5日、韓国の「こどもの日」の式典で武芸を披露する陸軍特殊部隊員。勇猛な部隊にとって保険金詐欺は汚点となりそうだ(AP)
  • 6日、軍の式典で武芸を披露する陸軍特殊部隊員。彼らの同僚が保険金詐欺に手を染めていたという(AP)
  • 演習を行う在韓米軍の装甲戦闘車両。同じ兵士になるにしても、米軍なら強力な火力支援を得られるメリットがある(AP)

 朝鮮日報は、韓国では約90人の外傷外科専門医がいるが、軍病院に勤務している者は1人もいないと指摘。銃撃などで兵士が重傷を負った場合、主に民間の病院に治療を任せており、軍が民間病院に支払う治療費は2009年で年間約370億ウォン(約37億円)にのぼったという。

 一方の軍病院は全国各地に20カ所以上あり、計約7000床の収容能力があるものの、約65年前の朝鮮戦争当時そのままの建物もあるというから驚きだ。

 負傷したうえ、古びた施設で新米医師に手術されるなど、二重の不幸としかいいようがない。民間病院を選ぶのは当然だろう。また軍も「軍病院では手術できる医者がいない」として、重傷患者はまず民間病院に搬送するのが一般的なのだ。

 つまり軍部は、手術代はともかく、入院費用まで民間病院に支払うのは惜しいため、軍病院に転院しなければ治療費や義手代を削減するなどと“圧力”をかけるのだ。ソン訓練兵の母が「国防の義務を果たしながら不意の事故に遭った息子との約束を軍が破った」と訴えるのも無理はない。

 そんな「貧すれば鈍する」を地でいく韓国軍に、若い層が愛想を尽かし始めている。

いま韓国では、徴兵に応じて韓国兵になるかわりに…

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