韓国が恐れる北朝鮮版「スプートニク1号」 先進国で最低水準の競争力 (3/5ページ)

2015.9.6 17:04

北朝鮮と韓国の緊張高まる中、板門店につながる坡州市のチェックポイントにバリケードを張る韓国軍兵士=8月22日(ロイター)

北朝鮮と韓国の緊張高まる中、板門店につながる坡州市のチェックポイントにバリケードを張る韓国軍兵士=8月22日(ロイター)【拡大】

  • 韓国南部、全羅南道の羅老宇宙センターから打ち上げられた韓国初の人工衛星搭載のロケット「羅老号(KSLV-1)。だがこのときは、衛星の正常軌道への投入に失敗した=2009年8月25日(AP)

 世界で10番目の人工衛星搭載のロケット打ち上げ国となり、当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領は「本格的な宇宙科学時代を開く第一歩を踏み出した」と成功を祝福した。メディアも自国の国際的地位が向上したと浮かれ、「10大ロケット開発国入り」などと持ち上げていた。

 ただ、ロシアと共同で開発された羅老号は、09年8月と10年6月にも打ち上げられたが、いずれも衛星の軌道投入に失敗。13年の成功は3度目の正直となったわけだが、その前年10月と11月の2度にわたり、直前に異常が見つかり延期された経緯がある。

 一方で韓国教育科学技術省によると、ロシアとの技術協力は13年の羅老号で最後とし、今後は20年までに、独自技術による3段式ロケットを開発し打ち上げる計画としている。

しかし、本気で宇宙開発先進国を目指すのならば、“基礎”がないと…

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