また同社は今年、設備投資に3兆ルピアを充て、ターミナル拡張に着手する方針。拡張工事により、第1ターミナルの総面積を現在の14万4635平方メートルから17年末までに20万4445平方メートル、第2ターミナルは現在の15万4936平方メートルから16年末までに16万8546平方メートルに広げる。完成後の年間受容能力はそれぞれ1800万人、1900万人となる見込みだ。第3ターミナルについては、商業施設を拡張し、航空関連以外での売り上げ増を目指す。
国際的な空港管理者団体の国際空港評議会が昨年10月に発表した報告書によると、13年のスカルノハッタ国際空港の年間利用者数は6130万人で東南アジア首位。アジアでは中国の北京国際空港、日本の羽田空港、アラブ首長国連邦のドバイ国際空港に次ぐ4位だった。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は年末に予定されているASEAN経済共同体(AEC)の発足にともなって域内の航空自由化も進む見通し。インドネシアはスカルノハッタ国際空港を地域の拠点にしたいと意気込んでいる。(シンガポール支局)