熊本県益城町などで14日以降相次いだ熊本地震で気象庁は17日、熊本県熊本地方でのマグニチュード(M)3・5以上の地震回数が同日午前8時半までに162回にのぼり、平成7年以降の内陸地震としては16年の新潟県中越地震を超え、最多になったことを明らかにした。
16日午後には益城町周辺の南西方面へ活動が拡大し始めたことも判明。同庁は今後1週間程度は震度6弱程度の余震が発生する恐れがあるとして警戒を呼びかけている。
熊本地震では14日夜に起きたM6・5の地震以降、余震が多数発生しており、M3・5以上の地震回数が同規模の地震としては最多ペースで発生。7年の阪神大震災以降、内陸部で発生した直下型地震としては新潟県中越地震(M6・8)、20年の岩手・宮城内陸地震(M7・2)に次ぐ過去3番目のペースで推移していた。