サイトマップ RSS

大手4社 舗装工事12件の受注調整 震災復旧談合 東京地検が家宅捜索 (1/5ページ)

2016.1.21 08:00

前田道路本社の家宅捜索に向かう係官ら=2016年1月20日午前、東京都品川区(共同)

前田道路本社の家宅捜索に向かう係官ら=2016年1月20日午前、東京都品川区(共同)【拡大】

 東日本大震災で被災した東北地方の高速道路復旧工事をめぐる談合事件で、仕切り役とされる「幹事社」の大手3社と別の大手1社が協議し、12件の復旧舗装工事の受注業者をすべて決定していたことが20日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部と公正取引委員会は20日、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で道路舗装各社の本社や東北支店を家宅捜索した。

 捜索を受けたのは、前田道路、日本道路、大成ロテック、東亜道路工業(いずれも東京)。

 談合の疑いがあるのは、東日本高速道路(NEXCO東日本)東北支社が発注した岩手や宮城、福島県などを通る高速道路の復旧舗装工事計12件で、震災後の2011年8~9月に入札が行われた。

 関係者によると、入札が公告された11年7月、談合を仕切る幹事社のNIPPO(東京都中央区)と前田道路(品川区)、日本道路(港区)の3社の担当者と、世紀東急工業(港区)の担当者が、仙台市の前田道路東北支店に集まり、12件の受注業者を協議した。

「早期の道路復旧のため、受注調整で工事を各社に振り分けた」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ