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新鮮で上質な油が味の決め手 綾綺殿 (2/4ページ)

2015.9.13 11:00

「とんかつ&エビフライ定食」(1450円)はこの日は菜種油で揚げられ、胃もたれせず軽い仕上がり。タルタルやとんかつソースもすべて自家製=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)

「とんかつ&エビフライ定食」(1450円)はこの日は菜種油で揚げられ、胃もたれせず軽い仕上がり。タルタルやとんかつソースもすべて自家製=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 「玉締めしぼり胡麻油の豚丼」(900円)は甘辛い味にご飯が進む。ゴマ油のまろやかさが存分に味わえる=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 京都・美山の田歌舎の鹿肉をじっくりと煮込んだ鹿カレー(1200円)。ほろりととろける鹿肉の軟らかいスパイシーなカレーだ=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • バニラアイス(460円)はレモンやオレンジのオリーブオイル、ゴマ油、落花生油などお好みのオイルでトッピング=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • ほっぺのピンクは食紅で描かれるカプチーノ(540円)。お好みの動物の絵を描いてくれる=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 店内に残るおくどさんは現役。冬場は暖房器具として活用されている=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 紅殻や柿渋など日本古来の塗装が使われた内観は、落ち着いた雰囲気=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 平安京の内裏跡の石碑が建つ町家カフェ「綾綺殿」=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)
  • 「新鮮で上質な油が味の決め手」と語る店長の矢野憲司さん=2015年9月3日、京都市上京区(志儀駒貴撮影)

 日本人なら大好きなエビは、とりわけ大ぶりのブラックタイガーを使用。とんかつは厚めに切られた四万十ポーク。千切りキャベツも添えられ、ボリュームもたっぷり。見ているだけでもおなかが鳴りそうだ。

 160度の日替わりの油でじっくりと揚げた厚切りのとんかつは、さっくりとした歯応えと肉のうまみが広がる。フルーティーなオレンジ風味の自家製ソースをまとわせると、ご飯が進むこと請け合い。エビフライにつけるタルタルソースは、京都大原のしば漬けをピクルスとして刻んでおり、洋食であっても京都らしさが香り立つ。

 揚げ油のにおいが食欲をかき立てる半面、満腹や体調不良の時はつらいと思うこともあるが、綾綺殿が使う油は新鮮で香ばしく、胸焼けしないのも油店ならではだろう。油の鮮度と質も、重要な味の決め手だ。

 まるで練りゴマ

 また、ゴマ油をとろりとかけた「玉締めしぼり胡麻油の豚丼」も捨てがたい。ちなみに玉締めしぼりとは油の製造方法のこと。一般にスーパーで販売しているゴマ油は機械で熱風と圧力をかけて絞り出すため、力強い味と濃い茶色が持ち味となるが、昔ながらの玉締め機で作るゴマ油は、丁寧に焙煎し、油力でじっくりと圧力をかけて抽出し、和紙で濾過(ろか)をする。

カプチーノでほっこり

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