【大人の時間】
タオル一つでこんなに幸せな気持ちになれるとは-。ふわっふわの肌触りにいつまでも顔をうずめていたくなる。タオルやベッドリネン(ベッドで使用する布製品の総称)、インポートのインテリア雑貨を扱う神戸市中央区のセレクトショップ「フランジュール」。「インテリアの一部として提案できるタオルを」という思いで、神戸旧居留地近くにオープンして15年。多くのフランジュールファンをとりこにしている。
パリのアパルトマンを思わせる「フランジュール」。店内にはやさしい香りが漂っている。壁面の棚に並べられたタオル類を手に取ると、そのふんわりした手触りにうっとり。白やベージュ、ブラウン…と、シックな色合いがおしゃれだ。
「インテリアになじむようなタオルがあれば、という思いからブランドを立ち上げました」。こう話すのは、フランジュールのオーナーで、タオルの企画・製造販売会社「林タオル」(神戸市)の社長兼デザイナーの木崎清美さんだ。