派手な色柄に違和感
1951年創業の林タオルは木崎さんの父が創業。手拭いとパイル地のタオルを扱っていた。タオルは企業や店のノベルティーやお祝いなどの贈答品としての需要が高く、色柄も派手だったという。
林タオルでデザインを手がけていた木崎さんは「部屋の中にあるタオルに違和感を覚え、欧州のようにインテリアの一つとして提案したいと考えました」と振り返る。そして99年にブランドを立ち上げ、翌年、直営店をオープンした。
一年中快適なリネン
素材から製法までこだわりぬいたタオルは、一度使えば手放せなくなる使い心地。最高級のスーピマ綿やサンフォーキン綿などをそれぞれの特徴に合わせた糸の太さや織り方を吟味し、国内の工場で製造している。
たとえば、コーマ糸(細番手の高級綿糸)をよりをかけずに特殊製法で織り上げる無撚(むねん)糸綿で仕上げられたタオルはふんわりと柔らかい。また、しなやかで柔らかく光沢がある米南西部産のスーピマ綿のタオルは、より回数を少なくした紡績法でボリュームを残しつつ軽くてソフトな手触りだ。色も風合いも種類が豊富で、好みや季節に合わせて使い分けられる。