鶴岡公二(こうじ)首席交渉官は首席会合前、記者団に「閣僚が来たときには相当な課題が依然残されていると思う」と述べた。
複数の交渉関係者によると、日本は新設する無関税枠の規模を3~5年目から10年間、毎年2000トンずつ拡大する方向。オーストラリアにも米国の12%程度の枠を設定する考えで、TPPによる無関税枠は計8万トン程度となる見通しだ。
日本はこれまで米国から主食用米17万5000トンの輸入枠を要求されてきたが、5万トン程度しか応じられないとの考えを示していた。枠内のコメの輸入を義務にすることも求められていたが拒んだ。(共同/SANKEI EXPRESS)