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【Q&A】中国弁護士摘発 人権派標的 政権への「反逆分子」警戒 (1/4ページ)

2015.7.20 08:30

家屋や農地の強制収用をめぐる公判で、当局に抗議する王宇氏(左から4人目)=2015年4月、中国・江蘇省蘇州市(共同)

家屋や農地の強制収用をめぐる公判で、当局に抗議する王宇氏(左から4人目)=2015年4月、中国・江蘇省蘇州市(共同)【拡大】

 中国全土で人権派弁護士や活動家の摘発が続いている。17日までに当局は200人以上を連行した。弁護士らを狙った摘発としては、過去最大規模とみられ、海外では批判の声が相次いでいる。

 Q 摘発の対象は?

 A 弱者に寄り添い、社会のひずみの受け皿的存在だった人たちが多い。拘束された女性人権派弁護士の王宇(おう・う)氏は昨年、視覚障害者の弁護を務め、職業差別の実態を調査してきた。連行された李方平(り・ほうへい)弁護士は、エイズやB型肝炎患者らに対するさまざまな差別を告発したことで知られる。

 Q なぜ摘発するの?

 A 中国では豊かになると同時に国民の権利意識も高まり、格差拡大など社会矛盾への不満が広がっている。当局は、不満を訴える人々を支援する人権派弁護士らのネットワークをつぶし、体制に脅威となる芽を事前に摘もうとしている。

国家政権転覆扇動などの重大容疑がかけられる可能性も

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