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【Q&A】米越首脳会談 中国牽制で接近 「南シナ海」懸念共有 (1/4ページ)

2015.7.13 08:00

7月7日、ホワイトハウスでバラク・オバマ大統領(右)と会談するベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長=2015年、米国・首都ワシントン(国営ベトナム通信=共同)

7月7日、ホワイトハウスでバラク・オバマ大統領(右)と会談するベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長=2015年、米国・首都ワシントン(国営ベトナム通信=共同)【拡大】

 ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長がベトナム戦争後、最高指導者として初めて訪米、オバマ大統領と7日に会談した。

 Q 両国の関係は?

 A 1954年のジュネーブ協定で南北に分断されたベトナムが互いに戦ったベトナム戦争は、米国が65年2月、北爆を開始して本格的な戦争に突入した。米軍が散布した枯れ葉剤も深刻な問題となった。

 75年には南ベトナムが全面降伏し戦争は終結、米国とベトナムの国交は、冷戦終結後の95年に正常化した。2007年には、グエン・ミン・チェット国家主席(当時)が国家元首としては戦争後初の公式訪問をしたけど、最高指導者の訪米は実現していなかった。

 Q なぜ訪米したの?

 A 海洋進出を強める中国の動きを牽制(けんせい)する狙いがある。ベトナムにとって中国は最大の貿易相手国だけど、南シナ海の領有権をめぐり対立している。中国が昨年、パラセル(中国名・西沙)諸島付近で石油掘削を実施し、緊張が高まった。

米大統領の任期 17年1月

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