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【アメリカを読む】「バグダッド陥落論」浮上も腰重いオバマ氏 (1/4ページ)

2015.6.2 10:00

イラクのラマディが「イスラム国」に制圧されてから4日後の5月21日、ホワイトハウスで閣議に臨む(左から)ジョン・ケリー国務長官、バラク・オバマ大統領、アシュトン・カーター国防長官。首都バグダッド陥落の可能性さえ論じられるようになった今なお、大統領の腰は重い=2015年、米国・首都ワシントン(AP)

イラクのラマディが「イスラム国」に制圧されてから4日後の5月21日、ホワイトハウスで閣議に臨む(左から)ジョン・ケリー国務長官、バラク・オバマ大統領、アシュトン・カーター国防長官。首都バグダッド陥落の可能性さえ論じられるようになった今なお、大統領の腰は重い=2015年、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」がイラク西部アンバール県のラマディを制圧したことで、米国では首都バグダッド陥落の可能性が論じられるようになってきた。ラマディからバグダッドまでは幹線道路で約100キロ。しかし、バラク・オバマ米大統領(53)の腰の重さは相変わらずだ。

 「サイゴン」再び?

 「バグダッド陥落をいかに防ぐか」。保守的な論調で知られる米紙ウォールストリート・ジャーナルは5月27日付のオピニオン欄にこんなセンセーショナルな見出しを掲げた。米陸軍特殊部隊の士官や中央情報局(CIA)工作員としてイラクを含む中東経験が豊富なケビン・キャロル氏の論評だ。キャロル氏は、ラマディとシリア中部の古代都市パルミラの制圧によってイスラム国が高い作戦能力を示したと指摘し、オバマ政権がイスラム国を二軍扱いし続けていることを「間違い」だと断じた。

 イスラム国はラマディ制圧に当たり、トラックを使った10件の大規模テロを含む約30件の自爆攻撃を実施したが、キャロル氏は同様の攻撃がバグダッドでも起きる可能性があるとし、米軍に空爆誘導員や特殊部隊などの派遣を促している。

「失敗」との認識変えず

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