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【アメリカを読む】「バグダッド陥落論」浮上も腰重いオバマ氏 (2/4ページ)

2015.6.2 10:00

イラクのラマディが「イスラム国」に制圧されてから4日後の5月21日、ホワイトハウスで閣議に臨む(左から)ジョン・ケリー国務長官、バラク・オバマ大統領、アシュトン・カーター国防長官。首都バグダッド陥落の可能性さえ論じられるようになった今なお、大統領の腰は重い=2015年、米国・首都ワシントン(AP)

イラクのラマディが「イスラム国」に制圧されてから4日後の5月21日、ホワイトハウスで閣議に臨む(左から)ジョン・ケリー国務長官、バラク・オバマ大統領、アシュトン・カーター国防長官。首都バグダッド陥落の可能性さえ論じられるようになった今なお、大統領の腰は重い=2015年、米国・首都ワシントン(AP)【拡大】

 ベトナム戦争が終結した1975年の「サイゴン陥落」と同じように、バグダッド陥落により米国の信頼が吹き飛ばされ、イスラム国に権威を与える恐れがあるというのがキャロル氏の見立てだ。

 ラマディ陥落を受け、米政府はイラクに供与する携行式ロケット砲を1000基から2000基に増やした。ただ、それを使う現地部隊の士気に信頼を置けないことが、南ベトナム軍が潰走を続けた末のサイゴン陥落が引き合いに出される理由だろう。

 「失敗」との認識変えず

 米国によるイラク政府への支援をめぐる論争に火をつけたのは、アシュトン・カーター国防長官(60)による米CNNテレビのインタビューでのラマディ陥落に関する発言だ。

 「イラク軍は明らかに戦う意思を見せなかった。数の面で敵をはるかに上回っていたが、戦わずして撤退した」

作戦の重点をモスルからラマディに移す方針

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