2016年の次期米大統領選では「ジェネレーションX」(X世代)が脚光を浴びることになる。共和党の候補者指名争いでしのぎを削っているのは、1980年代から90年代に多感な青年期を過ごした、30代半ばから50歳くらいまでの世代だ。
レーガン氏を英雄視
スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事(47)、マルコ・ルビオ上院議員(44)、テッド・クルーズ上院議員(44)がこの世代に当たる。ランド・ポール上院議員(52)をX世代の一人として数えることもある。
「われわれの世代が、新たなアメリカの世紀へと導くときが来たのです」
ルビオ氏は4月の出馬表明でこう述べた。
バラク・オバマ米大統領(53)、共和党のライバル、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)、民主党の最有力候補、ヒラリー・クリントン前国務長官(67)はいずれも第二次大戦後のベビーブーム世代に区分される。ルビオ氏はX世代の時代が到来したと高らかに宣言したのだ。