このほか、お食事で登場するコシビ(マグロの稚魚)の握り鮨も、ネタのコシビはスモークシートで薫製の香り付けしたものを使うなど、意外な工夫がなされているほか、添えられた自家製の浅漬けも「淡泊な色合いがより映えるように」(三木総料理長)と、華やかな伊万里焼のお皿で提供するという気配りも…。
ホテル自体のコンセプトである「先人の仕事を受け継ぎ、発展させながら将来を開拓する」「継往開来(けいおうかいらい)」の精神にのっとったメニューの数々。三木総料理長は「素材の良さをもっと表現できるような工夫を追究し、日本人はもちろん、世界の人々も認める新しい料理を提供したい」と意気込んでいる。(文:岡田敏一/撮影:志儀駒貴/SANKEI EXPRESS)
■翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都 「京 翠嵐」 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町12、(電)075・872・1555(直通)。営業時間は朝食が午前7~10時、昼食が午前11時30分~午後2時30分、夕食が午後5時30分~9時。料金は朝食4320円~、昼食は会席7020円~、夕食は会席2万2680円。このほか鉄板焼き(事前予約制、1万800円~)も。価格はいずれも税込みでサービス料は別。