経済分野では、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の早期妥結を確認する。日米協議が最終局面を迎えていることを踏まえ、決着を目指すことで一致する見通しだ。
首相は第2次政権発足後の2013年2月にオバマ氏とワシントンで初めて会談し、昨年4月にはオバマ氏が国賓として来日した。両首脳の会談は昨年11月に訪問先のオーストラリアで開いて以来。(ワシントン 峯匡孝/SANKEI EXPRESS)
≪首相「積極的国際貢献」 にじむ決意≫
安倍首相は2012年12月の政権復帰から急ピッチで安全保障の強化策を打ち出してきた。中国の軍事的圧力と覇権主義に対し、日本の安全保障体制があまりにも脆弱(ぜいじゃく)だったからだ。「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」再改定で自衛隊と米軍の相互性を高め、首脳会談でオバマ氏とその意義を確認し合うことは、その一里塚となる。