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時の過ぎゆくままに身を委ねてみる 長塚圭史 (5/5ページ)

2014.12.15 17:05

こうしたアナログ思考ゆえ、私は演劇なるものに没頭するのでしょうか。2015年2月上演に上演する『蛙昇天』の稽古場(仙台)にて=2014年12月7日(長塚圭史さん撮影)

こうしたアナログ思考ゆえ、私は演劇なるものに没頭するのでしょうか。2015年2月上演に上演する『蛙昇天』の稽古場(仙台)にて=2014年12月7日(長塚圭史さん撮影)【拡大】

  • 【続・灰色の記憶覚書(メモ)】演出家の長塚圭史さん(提供写真)

 効率は時にわれわれの時間を砂漠化させる。おかしな話だ。時間を得ようと効率化したのにも関わらず、獲得した時間が潤わない。次の効率のための情報を貪(むさぼ)っていたずらに時を消耗するばかりだ。うまくやらなければ砂に飲まれる。そうでなければ捨ててみるしかない。毎日その岐路に立たされたと思って過ごしている私の時間も、しかしおそらくは漠たる砂にむしばまれているのではなかろうか。(演出家 長塚圭史、写真も/SANKEI EXPRESS

 ■ながつか・けいし 1975年5月9日、東京生まれ。96年、演劇プロデュースユニット「阿佐ヶ谷スパイダース」を結成。ロンドン留学を経て、新プロジェクト「葛河思潮社」を立ち上げた。演出を務めるシス・カンパニー公演『鼬(いたち)』が28日まで、世田谷パブリックシアターにて上演。出演は鈴木京香、白石加代子、高橋克実ほか。

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