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【軍事情勢】ドイツ-アルゼンチンをつなぐ移民・戦犯・W杯 (1/5ページ)

2014.7.20 08:20

サッカーW杯決勝で、アルゼンチンのメッシ選手(10)を取り囲むドイツの選手たち。W杯決勝で史上最多の3回対戦した独亜両国は、歴史的にも浅からぬ縁がある=リオデジャネイロ(共同)

サッカーW杯決勝で、アルゼンチンのメッシ選手(10)を取り囲むドイツの選手たち。W杯決勝で史上最多の3回対戦した独亜両国は、歴史的にも浅からぬ縁がある=リオデジャネイロ(共同)【拡大】

 サッカーW杯は14日、ドイツがアルゼンチン(亜)を下し優勝したが、ネット上ではファンによる亜選手の「戦犯」探しが始まっていた。しかし、安全保障が生業の小欄にとり、独亜に戦犯とくれば、アルゼンチンに10年も潜伏したナチス親衛隊のアドルフ・アイヒマン中佐(1906~62年)が浮かぶ。

 《ユダヤ人問題の最終解決》計画を担った一人。ホロコースト=大量虐殺に際し、数百万のユダヤ人を強制収容所に移送した指揮者と言い換えても良い。1962年、イスラエルで行われた絞首刑直前に「独万歳、亜万歳、オーストリア(墺)万歳。私と三国は最も親しく結び付いていた」と叫んだ。アルゼンチン潜伏に加え独生まれ。母は墺系で、少年時代をオーストリアで過ごし、墺勤務を経験した人生が「万歳」の対象となったのだ。もっともアイヒマンが万歳せずとも、併合で同じ国となった独墺は無論、独亜にも軍事や移民での濃厚なつながりが認められる。

 ナチス関係者が多数潜伏

 アルゼンチンに潜伏したナチス関係者は少なくない。アイヒマンがアルゼンチンに上陸した50年、大統領はファン・ドミンゴ・ペロン(1895~1974年)だった。

戦犯以外にも、対空砲火で30回撃墜されながら生還し…

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