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【ブラジルW杯】狂った歯車 スタイル貫けず 日本完敗、1次リーグ敗退「屈辱的だった」 (2/3ページ)

2014.6.26 09:30

【ブラジルW杯】1次リーグ勝敗表(C組、D組)=2014年6月25日現在、※コロンビア、ギリシャ、コスタリカ、ウルグアイは決勝トーナメント進出。コートジボワール、日本、イタリア、イングランドは1次リーグ敗退決定

【ブラジルW杯】1次リーグ勝敗表(C組、D組)=2014年6月25日現在、※コロンビア、ギリシャ、コスタリカ、ウルグアイは決勝トーナメント進出。コートジボワール、日本、イタリア、イングランドは1次リーグ敗退決定【拡大】

  • 【サッカーW杯ブラジル大会】日本代表=2014年5月12日、※カッコ内は所属、W杯代表選出歴、□内はW杯代表選出回数
  • 2014年サッカーW杯ブラジル大会出場チーム=2013年11月20日(ウルグアイ時間)、※□数字は出場回数。ドイツは旧西ドイツを含む
  • 【ブラジルW杯】日本代表のベースキャンプ地と試合日程[1次リーグ]=2014年6月、※開始時間は予定、現地時間。カッコ内は日本時間
  • 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(サッカー)の公式マスコット「フレコ(Fuleco)」。フレコはポルトガル語でサッカーを意味する「futebol」と、エコロジーを意味する「ecologia」を組み合わせた造語。ブラジルの固有種で、絶滅の恐れがあるミツオビアルマジロを採用した。
  • サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会=2014年6月12日~7月13日

 誤算引きずる

 「すごく屈辱的だった」と吉田麻也(まや、25)。だが、柿谷曜一朗(かきたに・よういちろう、24)が直後に見舞った意地のシュートもセーブされ、試合終了間際には4点目を献上。グループ最大の難敵、コロンビアに全く歯が立たなかった。1次リーグ3試合で得た勝ち点はわずかに「1」。過去最高の「8強入り」の夢はあえなく消えた。「これが現実。無念の一言」。エース、本田圭佑(けいすけ、28)の言葉に日本サッカーの姿が凝縮されていた。

 最大の誤算は、大会の流れを左右する初戦のつまずきにある。コートジボワールに先制しながら逆転負けを喫した。攻め勝つ姿勢を強調しながら、「1点を取って、引いて守りに入った」という主将、長谷部誠(30)の指摘が本当のところだ。守備に追われて疲弊した後半、立て続けに2点を奪われて黒星スタート。一度、狂わされた歯車が元に戻ることはなかった。

 世界との差歴然

 日本代表は、2010年南アフリカ大会で16強と躍進。ただ直前に採用した守備的戦術に飽き足らなかった選手は多く、攻撃的スタイルを志向するアルベルト・ザッケローニ監督(61)の下、ボールを長く保持して攻め勝つという、新たな日本のスタンダード構築を目指してきた。

カウンターから着実に加点する南米

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