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【ブラジルW杯】無残…王者の落日「3要因」 前回優勝 スペイン敗退 (1/3ページ)

2014.6.20 06:55

  • 2014年サッカーW杯ブラジル大会出場チーム=2013年11月20日(ウルグアイ時間)、※□数字は出場回数。ドイツは旧西ドイツを含む
  • 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会(サッカー)の公式マスコット「フレコ(Fuleco)」。フレコはポルトガル語でサッカーを意味する「futebol」と、エコロジーを意味する「ecologia」を組み合わせた造語。ブラジルの固有種で、絶滅の恐れがあるミツオビアルマジロを採用した。
  • サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会=2014年6月12日~7月13日

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は6月18日、1次リーグ第2戦の3試合が行われ、リオデジャネイロのマラカナン・スタジアムでは2連覇を目指した世界ランキング1位のスペイン(B組)がチリに0-2で敗れ、最終戦を待たずに1次リーグ敗退が決まった。前回優勝国の1次リーグ敗退は、1950年大会と前回のイタリア、66年のブラジル、2002年のフランスに次ぎ、5例4カ国目。10年のW杯で初優勝、これを挟む08年と12年の欧州選手権を連覇し、欧州、世界の王座に6年近く君臨してきたスペインの黄金時代は幕を閉じ、サッカーシーンは新時代に入った。

 ▽1次リーグB組

スペイン 0(前半0-2、後半0-0)2 チリ

 スペインは過去、チリとは10回対戦し、8勝2分け。W杯では前回大会の1次リーグ最終戦でも当たり、スペインが2-1で勝っている。言わば、スペインにとってチリは“お客さん”のはずだったが、初戦でオランダに1-5と大敗して狂ったリズムは、この日も戻らなかった。ビセンテ・デルボスケ監督(63)は「言い訳はしない。勇気のないプレーで、限界まで戦っていなかった」と厳しい表情で屈辱を受け入れた。

2試合で1得点7失点 無残な結果

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